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  December 7, 2003
  

混沌とした BCS

  2003 カレッジフットボールのレギュラーシーズン最終戦、ランキング第13位( ESPN/USA Today Coaches Poll )のカンザス州立大学がランキング第1位のオクラホマ大学を35−7で倒し、BCS ランキングがざわめきだってきました。
  ランキング第2位 サザンカリフォルニア大学はオレゴン州立大学に52−28で勝ちパックテンカンファレンス優勝、ランキング第3位 ルイジアナ州立大学はランキング第5位のジョージア大学に34−13で勝ちサウスイースタンカンファレンス優勝、それぞれ1敗を守りました。

  シーズンをとおして、毎週、すべてのランキング(ESPN/USA Today Coaches Poll、Associated Press Poll、BCS)で第1位にランキングされていたオクラホマ大学のBCS シュガーボウル全米チャンピオン決定戦への出場は確実視されていました。しかし、この予想外の1敗で、オクラホマ大学はランキングを第3位に落とされるかもしれません。そうなれば、全米チャンピオン決定戦への出場権を手にすることは難しいでしょう。

  オクラホマ大学は無敵のチームで、これまでの最強チームの1つに数えられると感じていた人々もいました。しかし、アロウヘッドスタジアム(カンザス州カンザスシティ)で行われたビッグ12カンファレンス優勝決定戦では、カンザス州立大学に圧倒されていました。
  カンザス州立大学ディフェンスはオクラホマ大学QB ジェイソン・ホワイトに激しくプレッシャーをかけ続けました。ホワイトはインターセプト 2回を投げ、そのうち 1回はリターンTDを許してしまいました。

  カンザス州立大学はビッグ12カンファレンス初優勝。QB エル・ロバーソンは 4TDパス、RB ダレン・スプロイルズは 237ヤードを記録しました。
  カンザス州立大学ヘッドコーチ ビル・スナイダーは、就任15年目にしてはじめて優勝の栄誉を手にしました。

  オクラホマ大学QB ジェイソン・ホワイトはハイズマン賞の最有力候補と言われてきましたが、この優勝決定戦のような大事な試合で結果を残せなかったこと(パス成功率 52.9%; 27/51; 298ヤード、0TD、2INT)は、ハイズマン賞獲得には不利になります。

  サウスイースタンカンファレンス決勝戦で、ルイジアナ州立大学は今季2度目の対戦となった東地区勝者のジョージア大学に勝ち、サウスイースタンカンファレンス優勝を成し遂げました。
  RB ジャスティン・ヴィンセントは 18回のキャリーで 201ヤードを走り、2TDを記録しました。
  ヘッドコーチがニック・セイバンになってから、ルイジアナ州立大学は2度目のサウスイースタンカンファレンスチャンピオンになりました。また、ルイジアナ州立大学史上はじめて12勝を挙げました。

  サザンカリフォルニア大学はオレゴン州立大学を大差で下し、パックテンカンファレンスチャンピオンとなりました。
  QB マット・ライナート(2年生)は 278ヤード、5TDを記録する活躍をみせ、ハイズマン賞候補に名前を連ねることになるかもしれません。

  ノートルダム大学がシラキュース大学に敗れたことは、サザンカリフォルニア大学のスケジュールランクに影響を及ぼし、サザンカリフォルニア大学がBCS シュガーボウル全米チャンピオン決定戦に出場する可能性にマイナスに作用します。また、ランキング第17位(ESPN/USA Today Coaches Poll)のボイジー州立大学がハワイ大学に勝ったことにより、BCSランキングではルイジアナ州立大学がサザンカリフォルニア大学の上になることも予想されます。
  もし、ルイジアナ州立大学がBCSランキングで第1位になり、オクラホマ大学が第2位になることがあれば、サザンカリフォルニア大学は全米チャンピオン決定戦には出場できずに、ローズボウルでランキング第4位(ESPN/USA Today Coaches Poll)のミシガン大学と対戦することになるでしょう。

  2004 BCS Sugar Bowl Logo
  ESPN/USA Today Coaches Poll、Associated Press Poll がこのオクラホマ大学の1敗をどのように評価するのでしょうか?
  試合がはじまる前までは、たとえ、オクラホマ大学が敗れるようなことがあっても、オクラホマ大学の全米チャンピオン決定戦出場は間違いないであろうと言われていましたが、誰もが驚くほど一方的な試合展開で敗れたことをどのように見るのでしょうか?
  オクラホマ大学(12勝1敗)はカンファレンスチャンピオンになることはできませんでした。一方のサザンカリフォルニア大学(11勝1敗)はパックテンカンファレンスチャンピオン、ルイジアナ州立大学(12勝1敗)はサウスイースタンカンファレンスチャンピオンです。

  明日、レギュラーシーズンの最終ランキングが発表され、コンピューターランキングが計算され、最終BCSランキングも発表されます。そして、すべてのボウルゲーム対戦相手が決まります。
  過去6年にわたるBCS史上、全米チャンピオン決定戦出場校を決めるにあたって、これほど不確かなはっきりしないシーズンはなかったのではないでしょうか。
  今は、この3大学のヘッドコーチ、ボブ・ストゥープス(オクラホマ大学)、ニック・セイバン(ルイジアナ州立大学)、ピート・キャロル(サザンカリフォルニア大学)は、自分のチームが全米チャンピオン決定戦に出場するチャンスがあると確信しています。

  アメリカのカレッジフットボール全米チャンピオンには常に議論がつきまといますが、今シーズンについては、これまでにないほど激しい議論が展開されるでしょう。