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| June 16, 2003 |
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ワシントン大学 ヘッドコーチ解雇
アメリカでの若手実力派ヘッドコーチの1人であったリック・ニューハイゼル(42歳)は、カレッジバスケットボール賭博に関わっていたとして、ワシントン大学を解雇されました。
ニューハイゼルがワシントン大学でヘッドコーチを務めていた4年間の通算成績は33勝16敗。彼は、過去2年間にわたり、友人とNCAAバスケットボールトーナメント賭博をしていたことが公になり、1週間以内のスピード解雇となりました。
ニューハイゼルと友人は過去2年のNCAAトーナメントで6,400ドルの賭けをし、ニューハイゼルは賭けに勝ち12,123ドルを手に入れていました。
ニューハイゼルはワシントン大学の解雇通告を受ける以前に、別のNCAA処分を受けていました。
コロラド大学でヘッドコーチをしていた期間(1995−1998年)にリクルーティングで問題を起こしていたニューハイゼルは、今年はオフキャンパスでのリクルーティングをすることはできません。また、この春には、NFL サンフランシスコ・49ersから何らかのオファーを受け、実際にその話し合いをしていたにもかかわらず、話し合いをしたことはないと嘘の報告をし、非難されていました。
NCAA規則第10・3条で、カレッジスポーツ関係者(コーチ、スタッフ、選手)は、賭博業者やその他組織的な賭博方法を通じて、カレッジスポーツ、プロスポーツの賭博行為をしてはならないと規定されています。しかし、この問題が起こった後、NCAA理事長マイルズ・ブランドは、カレッジスポーツコーチによるいかなる賭博行為も許されるものではないとの見解を示しました。元インディアナ大学学長であったブランドは、「もし、わたしが今でも大学学長であったとしたら、反則者に対して個人的処分をとっていたことでしょう。」と、言っていました。
ニューハイゼルとの契約で、大学は、正当な理由なく彼を解雇する場合には360万ドルを支払わなければなりません。もちろん、正当な理由があって解雇する場合には、彼に対して何の支払い義務も発生しません。
現在、ニューハイゼルは、NCAAバスケットボールトーナメント前にワシントン大学体育部から全コーチとスタッフ宛に送られた文書から判断して、キャンパス外での友人との賭け事は問題ないという印象を受けたと述べています。その文書には、「カレッジスポーツに関係があろうと、なかろうと、賭博業者やその他組織的な賭博方法を通じて賭け事をすることはできない。」とありましたが、「カレッジスポーツに関係していない友人であれば、どのようなバスケットボールトーナメントにでも賭けることができる。」と解釈することもできます。
ニューハイゼルはワシントン大学を相手に、ワシントン大学がこのような文書を発行していたということを理由に、“不当解雇”の訴訟を起こす準備を進めています。
NCAA関係者は、この文書がNCAA規則の間違った解釈によるものであることを明確にしています。
近年、NCAAはどのような賭け事もNCAA規則に違反するものであると強調しています。アメリカのキャンパスで行われていてる大学生によるスポーツ賭博が大きな問題となっているからです。この問題をなくすためにも、NCAAはワシントン大学に断固とした姿勢でリック・ニューハイゼルをフットボールコーチから解任するよう強いプレッシャーをかけていたことは容易に想像できます。
ワシントン大学の開幕戦は8月30日。対戦相手は2002全米チャンピオン オハイオ州立大学です。このときまでに、この問題が決着し、新しいヘッドコーチのもとで選手たちが試合に集中できる環境が整っているのかどうか、それがワシントン大学の2003シーズンを決める1つの重要な要素になるはずです。
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