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  NCAA Tournament Report
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  March 25, 2004

  

第1シード 2大学が敗退

  試合時間残り12.3秒、モー・フィンリーのジャンプシュートが決まり、セントルイス地区第9シードのアラバマ大学(バーミンガム校)が2004 NCAA トーナメントの全体第1シード ケンタッキー大学を76−75で倒し、トーナメントにまたしても波乱が巻き起こりました。
  ケンタッキー大学 G ジェラード・フィッチ(4年生)が試合終了のブザーと同時に放ったシュートが勝利を決めるはずでしたが、それはなりませんでした。この敗戦は、フィッチだけでなく、ケンタッキー大学の他の4年生選手にとっても、はかりしれないほどの大きなショックを残しました。彼らは、この4年間、期待され続けながら、1度もファイナルフォー進出をかなえることはできませんでした。

  第1シードが、2日連続で、第2回戦で敗退することになった2004 NCAA トーナメント。この大波乱を演じたのはアラバマ州の大学でした。第2回戦第1日目には、フェニックス地区で、第8シードのアラバマ大学が第1シードのスタンフォード大学を70−67で倒しています
 
  University of Alabama G Chuck Davis
アラバマ大学 F チャック・デイヴィス(2年生)

  スタンフォード大学は、レギュラーシーズン最終ランキング( ESPN/USA Today Coaches Poll )で第1位にランキングされていました。スタンフォード大学が敗れたことにより、最終ランキング第1位の大学が NCAA トーナメント優勝を成し遂げることができなかったことは、最近22年間で19度目のこととなります。

  第2回戦で2つの第1シードが姿を消したのは、1985年以降、2度目のことになります。
  第1回戦で敗退した第1シードはありませんでした。









1985年以降(64大学制になって以降) 第2回戦で敗退した第1シード
  
    第1シードを倒した大学
1985 #8 ヴィラノバ #1 ミシガン (59−55)
1986 #8 オーバーン #1 セントジョーンズ (81−65)
1990 #8 ノースカロライナ #1 オクラホマ (79−77)
1992 #9 テキサス(エルパソ) #1 カンザス (66−60)
1994 #9 ボストンカレッジ #1 ノースカロライナ (75−72)
1996 #8 ジョージア #1 パデュー (76−69)
1998 #8 ロードアイランド #1 カンザス (80−75)
2000 #8 ウィスコンシン #1 アリゾナ (66−59)
2000 #8 ノースカロライナ #1 スタンフォード (60−53)
2002 #8 UCLA #1 シンシナティ (105−101 OT)
2004 #8 アラバマ #1 スタンフォード (70−67)
2004 #9 アラバマ(バーミンガム) #1 ケンタッキー (76−75)


  また、第2回戦で2つの第2シードも姿を消しています。
  第2回戦第1日目に、セントルイス地区第10シードのネヴァダ大学が第2シードのゴンザガ大学を倒し、その翌日第2日目に、アトランタ地区第7シードのザビエル大学が第2シードのミシシッピー州立大学を89−74で倒しています。ザビエル大学は、アトランティックテンカンファレンストーナメントでセントジョセフ大学に勝ち、セントジョセフ大学に唯一(NCAA トーナメント第2回戦終了時点)の敗戦を与えた大学でもあります。

  ベスト16に進出した大学の中で、シードの低い、第10シードのネヴァダ大学と第9シードのアラバマ大学(バーミンガム校)が 2004 NCAAトーナメントのシンデレラチームとなっています。また、ネヴァダ大学だけがロッキー山脈の西側にある大学となりました。

  1985年から64大学がトーナメントに出場するようになりましたが、第1シード、第2シードから第10シードまでがベスト16に顔をそろえたのは、このトーナメントがはじめてです。しかし、これまで、第5シード、第7シード、第9シード、そして第10シードが優勝したことはありません。また、第10シードは1度もファイナルフォーに進出したことはありません。

  オハイオ州コロンバスで行われたアトランタ地区の第2回戦、第4シードのシンシナティ大学と第5シードのイリノイ大学の試合、コロンバスに近いシンシナティ大学のファンはイリノイ大学に野次を飛ばしていましたが、イリノイ大学はそれをまったく無視し、シンシナティ大学を92−68で圧倒しました。
  イリノイ大学はオールビッグテンカンファレンスに選ばれたG デロン・ウィリアムズ(2年生)が自己ベストとなる 31得点(FG 10/13)を記録しました。PG ディー・ブラウン(2年生)は 14得点、 8アシストを記録しています。また、イリノイ大学のシュート成功率は、今季最高の 63.6%でした。

  ベスト16に進出した第5シードのイリノイ大学は第1シードのデューク大学と対戦します。イリノイ大学のベスト16進出は、最近4年間で3度目のことですが、ヘッドコーチがブルース・ウェバーになってからは、はじめてのことです。