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  March 11, 2004

  

まもなく “セレクション・サンデー”

  カレッジバスケットボールは 2003−04シーズンのレギュラーシーズンを終了し、すべてのバスケットボールファンが楽しみにしている “マーチマドネス” の季節がやってきました。

  マイナー カンファレンスでは、すでにカンファレンストーナメントがはじまり、優勝大学が決まっているところもあります。また、メジャー カンファレンスでも今週木曜日からカンファレンストーナメントがはじまります。そして、日曜日の午後に行われるビッグテンカンファレンストーナメント決勝戦が、すべてのカンファレンストーナメントを締めくくる最終戦となります。
  ビッグテンカンファレンスのトーナメントチャンピオンが決まった直後、すべてのバスケットボールファンがテレビに注目します。CBS スポーツが放送する “セレクション・サンデー” で、NCAA トーナメントに出場する65大学が発表されるのです。
  Alamo Dome in San Antonio
  ミッドメジャー カンファレンスに所属する規模の小さいセントジョセフ大学(27勝0敗)だけが、無敗でレギュラーシーズンを終えました。ジョン・ウッデン賞の有力候補に選ばれているPG ジャミール・ネルソンを中心としたセントジョセフ大学は東地区の第1シードを獲得することでしょう。
  また、セントジョセフ大学は、大学史上はじめて ESPN/USA Today Coaches Poll で第1位にランキングされました。

  1976年のインディアナ大学(ヘッドコーチ ボブ・ナイト)以降、完璧な無敗シーズンを記録した大学はありません。ネヴァダ大学(ラスベガス校)がレギュラーシーズンを無敗で終了して、NCAA トーナメントに出場したのが1991年。2004年、今度は、セントジョセフ大学が無敗の成績で NCAAトーナメントに出場し、インディアナ大学の記録に挑みます。
  セントジョセフ大学は昨年もNCAA トーナメントに出場していますが、そのときは南地区の第1回戦で敗退しています。

  2月16日にから3週間にわたって ESPN/USA Today Coaches Poll で第1位にランキングされ、無敗を続けてきたスタンフォード大学(26勝1敗)ですが、レギュラーシーズン最終戦でワシントン大学に敵地で敗れ(62−75)てしまいました。カレッジスポーツで無敗の記録を守ることがどれほどのプレッシャーであったことかを想像することはそれほど難しくないでしょう。
  スタンフォード大学はバランスのとれたすばらしいチームです。パックテンカンファレンストーナメントで1勝することができれば、西地区の第1シードに選ばれることでしょう。

  アトランティックコーストカンファレンスのレギュラーシーズンチャンピオンとなったデューク大学(25勝4敗)も、アトランティックコーストカンファレンストーナメントで1勝できれば、南地区の第1シードを獲得することができるでしょう。

  残る中西地区の第1シードを獲得するのは、サウスイースタンカンファレンスのレギュラーシーズンチャンピオン ミシシッピー州立大学(25勝2敗)、ビッグ12カンファレンスのレギュラーシーズンチャンピオン オクラホマ州立大学(24勝3敗)、ビッグイーストカンファレンスのレギュラーシーズンチャンピオン ピッツバーグ大学(27勝3敗)のうち、どの大学でしょうか? 第1シードを獲得するために、この3大学は各カンファレンストーナメントで2勝はする必要があるでしょう。
  そして、第1シードを獲得できなかった2大学は、それぞれ南地区の第2シード、中西地区の第2シードとなることでしょう。

  ウェストコーストカンファレンストーナメントで優勝したゴンザガ大学(26勝2敗)は、西地区の第2シードは確実でしょう。もしかしたら、第1シードに選ばれるかもしれません。
  また、ケンタッキー大学(23勝4敗)も、サウスイースタンカンファレンストーナメントで上位の成績を残せれば、第2シードに選ばれる可能性は十分あります。

  NCAA トーナメントに出場できるのは65大学。そのうち、各カンファレンスのレギュラーシーズンチャンピオンになった大学、トーナメントチャンピオンになった大学が31の出場権を手にします。残り34の出場大学は選抜委員会によって選出されます。この選抜委員会では、トーナメントの組み合わせも決めています。

  NCAA トーナメントに出場できるかどうか微妙なところにいる大学(“バブルチーム”)を挙げてみました。NCAA トーナメント出場を決めるためには、カンファレンストーナメントでそれなりの成績を残すことが必要になってきます。
  
大 学カンファレンス成績RPI ランキング
  ブリガムヤング  マウンテンウェスト18勝 7敗28
  メリーランド  アトランティックコースト16勝11敗29
  ルイジアナ州立  サウスイースタン18勝 9敗32
  ミズーリ  ビッグ1215勝12敗39
  リッチモンド  アトランティックテン18勝11敗42
  ユタ  マウンテンウェスト20勝 8敗43
  ノートルダム  ビッグイースト16勝11敗47
  オクラホマ  ビッグ1218勝 9敗50
  ジョージア  サウスイースタン15勝12敗51
  ザビエル  アトランティックテン19勝10敗52
  ウェスタンミシガン  ミッドアメリカン23勝 4敗55
  ミシガン  ビッグテン17勝10敗59
  ワシントン  パックテン17勝10敗77
      * スタンフォード大学から唯一の勝利を奪う
  パデュー  ビッグテン17勝12敗97
      * シーズンはじめにデューク大学を倒す
  
  もちろん、まったく名前が挙がっていなかったような大学でも、カンファレンストーナメントに優勝すれば、NCAA トーナメント出場が決まります。たとえば、2001年、第6シードでビッグテンカンファレンストーナメントに出場し、トーナメント優勝を成し遂げたアイオワ大学のように、NCAA トーナメント出場権を突然手に入れてしまうような大学もあります。そうなれば、“バブルチーム” 間での出場権争いはさらに厳しくなってきます。“バブルチーム” の選手、ファンは “セレクション・サンデー” で名前が呼ばれるかどうか、全神経を集中させてテレビを見ています。

  NCAA 選抜委員会では、記録、ランキング、スケジュール、RPI、シーズン後半の戦いぶり など、あらゆるデータをもとに出場大学を決定します。
  “セレクション・サンデー” には議論がつきものです。それが “マーチマドネス” のはじまりです。