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  第13週
   試合結果
 アイオワ 7
Winning Teamネブラスカ(21)20
 November 25 (Fri.)
Winning Teamミシガン州立(14)31
 ノースウェスタン17
 November 26 (Sat.)
 オハイオ州立34
Winning Teamミシガン(15)40
 November 26 (Sat.)
Winning Teamパデュー33
 インディアナ25
 November 26 (Sat.)
 イリノイ 7
Winning Teamミネソタ27
 November 26 (Sat.)
 ペン州立(19) 7
Winning Teamウィスコンシン(16)45
 November 26 (Sat.)
 11月26日(土)
 1Q2Q3Q4QTOTAL
 オハイオ州立171034
 ミシガン (15)161040
  於 ミシガン州アンアーバー ミシガンスタジアム
 
  University of Michigan Head Coach Brady Hoke
ミシガン大学ヘッドコーチ
ブレイディ・ホーク



  ミシガン大学の第19代ヘッドコーチ ブレイディ・ホークは、ここまで、9勝2敗(ビッグテンカンファレンス5勝2敗)、本拠地ミシガンスタジアムでは7連勝と、ミシガン大学を過去3年間の不振から脱却させました。

  しかし、このオハイオ州立大学戦での勝利がミシガン大学ヘッドコーチにとっては最大の鬼門です。この試合に勝利できれば、ファンから全幅の信頼を得ることができるのです。
  特に、2003シーズンの勝利を最後に、この7年間、2926日間、ミシガン大学はオハイオ州立大学に連敗し続けています。

  ミシガン大学の4年生は、ミシガンスタジアムでの最後の試合で、この3年間、一度も勝つことができなかったオハイオ州立大学に勝って、このスタジアムをあとにしたいことでしょう。

  コイントスに勝ったミシガン大学は後攻を選びました。

  オハイオ州立大学の攻撃ではじまったこの試合、どちらの選手もかなり気合いがはいっています。いくつかのプレイごとに反則にはならないまでも、激しくぶつかりあうことが多く、審判が仲裁に入ることもしばしばありました。

  ミシガンスタジアムには“BEAT OHIO! BEAT OHIO! BEAT OHIO!”の歓声が鳴りやみません。オハイオ州立大学の1年生 QBブラクストン・ミラーは、この状況のなかで、平常心でプレイすることができるのかという疑問もありました。

  最初に投げたパスはWRデヴィエ・ポージー(4年生)にしっかり決まりました。その後、TBジョーダン・ホール(3年生)へ 4ヤード、自らのランで 16ヤード、最後は 54ヤードのロングTDパスを WRコーリー・ブラウン(2年生)へ決め、落ち着いてプレイしていました。
  その分、ミシガン大学ファンは心配です。過去3年間のような試合展開を思い出していたかもしれません。
 
  University of Michigan QB Denard Robinson
ミシガン大学
QBデナード・ロビンソン



  オハイオ州立大学は、昨季終了直前に、テレル・プライアーを中心とした5人の選手による不祥事が発覚します。当該5人の選手は今季開幕後5試合の出場停止となりました。

  しかし、その後のNCAAの調査で、ミシガン大学戦7連勝を記録していたジム・トレッセルが、その不祥事を知りながら黙認していたとされ、オハイオ州立大学を去ることになってしまったのです。それが、今年の5月のことです。

  この時点から、優秀なヘッドコーチを採用することは不可能なため、オハイオ州立大学の選手としてもプレイし、この10年間、コーチとしてチームに貢献してきたルーク・フィケルを第23代ヘッドコーチに任命しました。

  全米優勝をもたらしたジム・トレッセルを失う原因となったテレル・プライアーをオハイオ州立大学のファンは許すことはできません。もはや、オハイオ州立大学でプレイすることはできず、NFLへと去っていきました。

  オハイオ州立大学の支払った代償はあまりに大きなものでした。

  ルーク・フィケルのこれまでの成績は6勝5敗(ビッグテンカンファレンス3勝4敗)。ボウルゲーム出場資格は獲得しましたが、この成績で満足するオハイオ州立大学ではありません。
  このミシガン大学戦の1週間前には、オハイオ州立大学は、元フロリダ大学のヘッドコーチ アーバン・マイヤーと次のヘッドコーチ契約をするようなニュースも流れてきました。アーバン・マイヤーはQBティム・ティーボーを育て、フロリダ大学に2度の全米優勝をもたらしたヘッドコーチです。
  ルーク・フィケルはこの試合に勝利できれば、来年以降もヘッドコーチをすることができるかもしれません。

  オハイオ州立大学は処分を受けていた4人の先発選手がすべてもり、QBブラクストン・ミラー以外は、RBダン・“ブーム”・ヘロン、WRデヴィエ・ポージーといった4年生がオフェンスに揃いました。ミラーも1年間、先発を任され、開幕戦に比べて、大きく成長しています。
 
  Ohio State University QB Braxton Miller
オハイオ州立大学
QBブラクストン・ミラー



  前半が終了した時点で、オハイオ州立大学が1点、リードしていました。
  ブラクストン・ミラーはテレル・プライアーのようなクォーターバックです。パスだけでなく、ランもできます。パスの精度はプライアーより上かもしれません。前半だけで、127ヤードを投げ、2TDパスを決めています。

  ミシガン大学は、QBデナード・ロビンソンのファンブルからオハイオ州立大学に得点を許してしまい、逆転(16−17)されました。
  オフェンス成績では、ミシガン大学のほうが優位ですが、ディフェンス成績は拮抗しています。ターンオーバーを犯し、相手にボールを渡さないようにすることがこの試合のキーポイントとなっていています。

  前半、RBダン・へロン(ラン 10回、28ヤード)を抑えてきたミシガン大学ディフェンスは、後半、QBブラクストン・ミラーのランとパスにもっと警戒しなければなりません。
  第3Q終了直前、ミシガン大学はパンターがボールキャッチに失敗、ファンブルしたボールをリカバーしたものの、パントができませんでした。自陣 32ヤード・ラインでオハイオ州立大学にボールを渡してしまいます。
  RBダン・へロンが 4ヤード走り、QBブラクストン・ミラーが 23ヤードを走り、わずか 2プレイで、5ヤード・ラインまで攻め込まれてしまいました。ミシガン大学ディフェンスは、なんとしてもタッチダウンは防がなければなりません。
  3rdダウン& 2ヤードを抑えきり、なんとかフィールドゴールとすることができ、再逆転(30−27)は免れました。

  ここで、ミシガン大学は、QBデナード・ロビンソンがこの試合3度目となるタッチダウン・パスを決め、37−27とします。試合時間残り8分32秒。

  この試合の観客動員数は 114,132人。その 80%以上がミシガン大学のファンです。黄色染まったスタンドのところどころに赤色が見える程度です。ミシガンスタジアムの今季の総観客動員数は 897,627人です。

  ミシガン大学ディフェンスは、オハイオ州立大学の次の攻撃で、あっさりタッチダウンを許してしまいます。昨季よりはかなり進歩したディフェンス陣ですが、パス・ディフェンスがまだ弱いようです。QBブラクストン・ミラーに3本連続でパスを決められ、最後は、RBダン・へロンに 4ヤードTDランを決められてしまいました。

  ミシガン大学オフェンスはターンオーバーでボールを失ってはいけません。QBデナード・ロビンソンとRBフィツジェラルド・トゥソンで着実にエンド・ゾーンへと近づいていきます。そして、RBトゥソンがタッチダウンを決めたかに思えましたが、レビューの結果、3rdダウン&1ヤード。
  ところが、2つの反則です。OLパトリック・オーマーメイのホールディングで 10ヤード、TEスティーヴ・ワトソンのパーソナルファウルで 15ヤード、合計 25ヤードの喪失で、3rdダウン& 26ヤード。
  WRロイ・ラウンドドリーへのロング・パスが決まらず、タッチダウンが一転して、フィールドゴールとなってしまいました。
  PKブレンダン・キブソンにとっては自己最長の 43ヤード・トライです。これが成功し、ミシガン大学のリードは6点(40−34)。

  試合時間残り1分59秒。タッチダウンを決められたら逆転されてしまいます。QBブラクストン・ミラーにパスを決めさせてはいけません。

  QBブラクストン・ミラーのラン(4ヤード、7ヤード)で、オハイオ州立大学は 1stダウン獲得。オハイオ州立大学陣内 31ヤード。
  WRデヴィン・スミス(1年生)への 6ヤード・パスが決まり、オハイオ州立大学陣内 29ヤード。オハイオ州立大学 3rdダウン& 6ヤード。パス失敗で、オハイオ州立大学陣内 35ヤード、4thダウン& 6ヤード。
  QBブラクストン・ミラーはもう1回パスを投げます。これをCBコートニー・アイヴァリー(2年生)がインターセプト。ミシガン大学はボールを取り返しました。試合時間残り39秒。

  QBデナード・ロビンソンがニー・ダウン。ミシガン大学の7年ぶりの勝利が確定しました。

  ミシガン大学が7年間、2926日間、欲していた勝利です。元ヘッドコーチ ロイド・カーが殿堂入りしたその年に、そのコーチがリクルートした最後の選手たちはその勝利を手にすることができました。
  また、ファンもずっと待ち続けていました。試合終了後、フィールドは、スタンドから流れ込んだファンでいっぱいになりました。

  ミシガン大学とオハイオ州立大学の通算対戦成績はミシガン大学の58勝44敗6分。

  今季、ミシガン大学(10勝2敗;ビッグテンカンファレンス6勝2敗)は本拠地で8勝。これはミシガン大学フットボール史上はじめてのことです。ヘッドコーチ ブレイディ・ホークは就任以来、ミシガンスタジアムでは一度も負けていません。8連勝です。

  これで、ミシガン大学は、2006シーズン以来となる BCSボウルゲームへ出場することができるかもしれません。

  一方、2005シーズン以降、毎年、10勝以上をあげていたオハイオ州立大学(6勝6敗;ビッグテンカンファレンス3勝5敗)は、 2004シーズンの7勝を下回る成績で終わりました。

※写真をクリックすると拡大でご覧いただけます


  チーム成績
 オハイオ州立ミシガン
 1stダウン数(ラン−パス−反則)18 (9-8-1)23 (14-8-1)
 獲得ヤード(ラン−パス)372 (137-235)444 (277 - 167)
 プレイ数5767
 1プレイ平均獲得ヤード6.56.6
 反則数−罰退ヤード5 - 473 - 29
 ターンオーバー11
 サック数14
 時間24:5035:10


  個人成績
  クォーターバック
  オハイオ州立成功回数成功率 (%)ヤードTDINT
  ブラクストン・ミラー142556.023521
  ミシガン成功回数成功率 (%)ヤードTDINT
  デナード・ロビンソン141782.416730
  ランニングバック
  オハイオ州立回数ヤードTD  ミシガン回数ヤードTD
  ブラクストン・ミラー161001  デナード・ロビンソン261702
  ダン・ヘロン15371  フィッッツジェラルド・トゥソン201200
  ワイドレシーヴァー
  オハイオ州立回数ヤードTD  ミシガン回数ヤードTD
  コーニー・ブラウン2761  ジュニア・ヘミングウェイ2451
  デヴィエ・ポージー3581  ケヴィン・クーガー4401


  得点経過
  1Q
  オハイオ州立12:43TDWR コーリー・ブラウン 54ヤードパス ← QBブラクストン・ミラー
K ドルゥー・ベイジル キック成功
(ドライブ : 6プレイ、80ヤード、所要時間 02:17)
 7− 0 
  ミシガン09:15TDQBデナード・ロビンソン 41ヤードラン
K ブレンダン・ギブソン キック成功
(ドライブ : 2プレイ、47ヤード、所要時間 00:35)
 7− 7 
  ミシガン07:41Sオハイオ州立大学 0ヤード・ライン反則 7− 9 
  ミシガン03:02TDWR ジュニア・ヘミングウェイ 26ヤードパス ← QBデナード・ロビンソン
K ブレンダン・ギブソン キック成功
(ドライブ : 8プレイ、52ヤード、所要時間 04:34)
 7−16 
  2Q
  オハイオ州立10:37FGK ドルゥー・ベイジル 45ヤード
(ドライブ : 10プレイ、42ヤード、所要時間 04:15)
10−16 
  オハイオ州立07:51TDQBブラクストン・ミラー 19ヤードラン
K ドルゥー・ベイジル キック成功
(ドライブ : 3プレイ、31ヤード、所要時間 01:15)
17−16 
  ミシガン03:16TDQBデナード・ロビンソン 6ヤードラン
K ブレンダン・ギブソン キック成功
(ドライブ : 9プレイ、80ヤード、所要時間 04:35)
17−23 
  オハイオ州立01:21TDWR デヴィエ・ポージー 43ヤードパス ← QBブラクストン・ミラー
K ドルゥー・ベイジル キック成功
(ドライブ : 6プレイ、66ヤード、所要時間 01:55)
24−23 
  3Q
  ミシガン09:05TDWR マータヴィアス・オドムズ 20ヤードパス ← QBデナード・ロビンソン
K ブレンダン・ギブソン キック成功
(ドライブ : 11プレイ、80ヤード、所要時間 05:55)
24−30 
  4Q
  オハイオ州立12:50FGK ドルゥー・ベイジル 21ヤード
(ドライブ : 6プレイ、28ヤード、所要時間 03:20)
27−30 
  ミシガン08:32TDTE ケヴィン・クーガー 4ヤードパス ← QBデナード・ロビンソン
K ブレンダン・ギブソン キック成功
(ドライブ : 8プレイ、75ヤード、所要時間 04:18)
27−37 
  オハイオ州立07:09TDRBダン・へロン 4ヤードラン
K ドルゥー・ベイジル キック成功
(ドライブ : 5プレイ、80ヤード、所要時間 01:23)
34−37 
  ミシガン01:59FGK ブレンダン・ギブソン 43ヤード
(ドライブ : 11プレイ、54ヤード、所要時間 05:10)
34−40